世界最大の企業データベースと
D-U-N-S® Numberが持つ優れた特長とは

前回は、D-U-N-S® Numberを積極的に採用している様々な機関・団体について ご紹介いたしました。ところで、なぜD-U-N-S® Numberは企業管理コードのデファクトスタンダードとして、国連や米国税関のような重要機関で採用されているのでしょうか。大きな理由としては、D-U-N-S® Numberが持つ優れた特長と、D-U-N-S® Numberを発行しているD&Bの企業としての信頼性にあるといえます。
今回は、D-U-N-S® Numberの発行機関であるD&Bのご紹介と、D-U-N-S® NumberおよびWorldBaseの注目すべき特長についてご紹介いたします。

世界最大の企業データベースとの関係

TSRは1994年以来、世界最大の企業情報プロバイダーのD&Bと業務提携しております。D&Bのグローバルネットワークは全世界240以上の国と地域に及び、現地法人やパートナー企業の取材などをベースに世界最大の企業データベースの「WorldBase」を構築しています。このWorldBaseですが、なんと全世界3億件超にも及ぶ膨大なデータベースとなっています。そしてD-U-N-S® Numberは、WorldBaseに紐づくユニークな企業コードとして、3億件超のレコード全てに対し、重複することなく付番されています。

そのためD-U-N-S® Numberと自社の顧客情報を紐づけて管理すれば、9桁のD-U-N-S® Numberで検索するだけで、どの国の、どの企業の、どの事業所(本社)のデータであるかを特定することができ、効率的に顧客を管理することが可能です。

ちなみに、WorldBaseは1日に全世界500万件以上のレコードを更新しています。 こうして迅速に世界中の企業データを更新することができるのも、D-U-N-S® Numberによって3億件超の企業を容易に識別・管理できているためです。



D-U-N-S® NumberとWorldBaseが持つ特長

D-U-N-S® NumberおよびWorldBaseが持つ主な特長として、以下の5つが挙げられます。

① 全世界の企業を統一のコードで管理できる。
② 中立機関としてD&Bが独自に付与・管理。
③ 本社、支店、事業所単位で付与されている。
④ 番号自体に意味を持たせない柔軟なコード体系である。
⑤ ファミリーツリーリンケージ(企業系列)により、企業間の系列関係を把握可能。


特に注目すべきは、⑤で挙げている「ファミリーツリーリンケージ(企業系列)」です。ファミリーツリーリンケージとはWorldBaseの特徴的な構造で、企業および事業所間の資本関係をグローバル単位で紐づけて管理することができるものです。これを顧客管理に活用すると、取引先企業単体の取引だけでなく、海外を含めたグループ全体としての取引が、自社に対していくら発生しているのかを簡単に把握することができ、柔軟なリスク管理および営業戦略を実践することができます。


こうしたD-U-N-S® Numberの特長を生かすことで、海外に多数の支店や営業所があっても、グローバルレベルで企業内の情報を集約し、管理することが可能です。様々な場面で企業のデータ活用が必要とされている現在において、D-U-N-S® Numberによるデータ統合は、企業の情報基盤を支える重要なソリューションとなっています。

次回は、D-U-N-S® Numberが持つこのような特長を活かして、効率的に自社の顧客管理を実践するための方法についてご紹介いたします。